資源有効活用

再資源化の取り組み

 資源リサイクルの継続的な取り組みは、高まる資源循環型社会の要請に応えていくとの認識に変わりはなく、さらに、廃棄物処理の高度化とリサイクル技術の革新を進めていきます。
 2010年度は、家電エコポイント制度等による買い替え需要により、使用済み家電製品が大幅に増えた年で再資源化率は約80%。その後改善を続けてきましたが、2015年度、新たに廃太陽電池モジュールのリサイクル事業を開始したことで、再資源化困難物が増加したため前年度より悪化しました。
 今後も、徹底したリサイクル用途の開拓ならびに高度分別技術開発を継続し、資源回収品の高付加価値化を進めていきます。

使用済み製品の再資源化率の推移

使用済み製品の再資源化率の推移

エアコンの再生プラスチック利用拡大

 使用済み家庭用エアコンからガラス繊維入りAS樹脂を材料とする室内機クロスフローファンを回収・破砕し樹脂メーカー出荷。再生プラスチック素材として家庭用・業務用エアコン室外機ファンの原料として利用する資源循環スキームを構築しました。このスキーム構築に当たり、製品設計や素材回収・供給、プラスチック再生などの各プロセスの最適化を図り、再利用困難とされているガラス繊維入りプラスチックの水平リサイクル化を達成することができました。これによりGHG排出量(*)6.6%削減を達成することができました。

* リサイクルによるGHG排出量(温室効果ガス)は、東レ(株)様試算で樹脂製造kgあたり約0.26kg-CO2(6.6%)

再生プラスチック利用拡大に向けた資源循環プロセス

写真:再生プラスチック利用拡大に向けた資源循環プロセス(** 家庭用エアコンの企画・販売は東芝ライフスタイル(株)様)

PCB廃棄物のトータルソリューションへの取り組み

 2015年度、可搬式分解装置(*DMU)を導入、試運転により低濃度PCBの無害化の効果を確認。廃棄物処理法に基づく低濃度PCB廃棄物無毒化処理認定施設の認定証を取得しました(**)。保管場所からの搬出が困難な大型トランスを対象に、このDMUを持ち込み、PCB分解とトランス洗浄を同時に行うことが可能になります。無毒化処理により絶縁油や金属類の再資源としての有効活用も可能となります。

写真:DMUの外観
DMUの外観

*DMU:Decontamination Mobile Unit
** 本技術は環境省PCB処理技術調査検討委員会の技術評価書及び、環境大臣の認定取得済み(2016年3月)

このDMUによるPCB無害化処理技術を確立したことで高濃度・低濃度PCB廃棄物に関わる多種多様な顧客ニーズに合わせたトータルソリューションを提供することが可能になりました。

PCB廃棄物のトータルソリューションへの取り組みの図

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